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HOME 愛しの座敷わらし スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

都会から岩手県の一軒の茅葺き屋根の曲がり家に引っ越してきた家族が、家に住む座敷わらしを通じて絆を取り戻していく話。

家族が住みことになる曲がり家からてっきり遠野が舞台かと思っていたんだけれど、盛岡市近郊の架空の村(位置的には滝沢村あたり?)という設定だった。曲がり家の背景も合成でそれっぽい風景に仕立て上げたというものちょっと引っかかる。フィクションとはいえ、都会と違った田舎的な暮らしや人々の姿を映したい意図はわかるけれど安直な作りだった。。監督は都会出身で田舎に住んだことがないのだろうか？

あとは、映画の中で描かれている期間が初夏(7月下旬)から雪の降る前(せいぜい10月とか)くらいと短い期間だったのが気になる。せめて一年くらいかけて厳しい冬や春の訪れなどの季節とともに家族の姿を描いて欲しかった。まあそれだけの期間俳優さんたちを拘束することは出来ないんだろうね。

家族の問題、父の左遷、祖母の痴呆、長女のいじめ、長男の病気など色々と問題を抱えていてそれが解決していくんだけれど、それがなんとなーく上手い方向にいくのがご都合的だったなぁ。例えば長男だけにしぼって、座敷わらしとの交流とか、サッカーへの挑戦、地元の子との淡い恋などをもっと肉付けさせた方がいいんじゃないのとか思ってしまった。

地元出身だからというのもあるからか、イマイチ乗り切れない映画だった。

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