霧のソレア

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今日読み終えた本は緒川怜氏の「霧のソレア」。

霧のソレア (光文社文庫)

霧のソレア (光文社文庫)

購入したのは3月末くらいだったけれど、長編ものは時間がかかるので読みはじめる気分になかなかならなかった。1ヵ月くらい通勤鞄の中に入れっぱなしだった。先週半ばくらいから読み始めてら、続きが気になってあっという間に読み終えてしまった。

東京行の旅客機の中で起こった出来事がどのような結末を迎えるか。機長、副機長、客室乗務員など様々なトラブルに対して懸命に仕事に向かう姿がその背景とともに描かれていて読み応えあった。米軍や自衛隊、各国政府など、想像以上のスケールで展開されるのも予想を外していて面白かったな。

ただ旅客機ということで時期的に日航機墜落事故が頭から離れなかったり、放射線被曝の内容もあって全くの絵空事として読めない。専門が航空機関連なのか、旅客機の構造などの描写が細かすぎるのは気になったけれど、全体的には楽しめる作品になっていた。デビュー作だそうなので、他の作品もはやく読みたいなぁ