らいじんぐ産
4月からNHK BSプレミアムで放送している番組。回転ずしの回から見ている。数年前に「プロジェクトX」という番組を放送していて毎週欠かさず見ていたんだけれど、この「らいじんぐ産」も一見焼き直し的番組かと思ったら違っていた。
当時の開発者や関係者などがVTRで出演しているけれど、主体は人ではなく製品の方になっている。どのように製品が産み出されてどう発展していったのかを追いかけながら、それらを通じて日本人の暮らし方や考え方の変遷をたどっていくのが番組のテーマのようだ。
今日見たのはカラオケがテーマだった。8トラックカセットデッキにミキシング回路を付けたカラオケ機が全国の中小企業から同時多発的に発表され、大手メーカ(クラリオン)が発売して全国普及して、レーザーディスク(曲にあった映像も作られるようになった)、通信カラオケ(初期は数百キロバイトのMIDIデータをやりとりするだけでも負荷が大きかった、現在では動画を撮影して遠隔でセッションなんてことまで出来る)までの変化が興味深かった。
大手の電気機器メーカだけではなく、ブラザーとか一見関連が薄い業種からも色々参入して発展していったというのが他の家電製品なんかと違って独特で面白い。
始まったばかりでまだネタも豊富にありそうなので、これからも楽しみな番組だ。