2010年度最後の日

毎年来る仕事の締め日。今年の作業を納品してすがすがしい気持ちで今年度を終わることが出来た。…ということは全くなくて落ち着かない気持ちのまま迎えてしまった。

福島第一の事故も先行き全く不透明だ。その影響が直接的ではないものの原子力を生業としている我が身にも影響を及ぼしている。

事故前はこれから先10年、20年の仕事の青写真が出来ていてそれに向かって着実にグループ員の技術レベルを上げていけばよかった。しかし、今後の事故の収束と国の原子力発電の取り組み方が白紙になったので、その青写真は崩れてしまった。

自分としてもあんな事故があった以上これまでと同じようなスタンスで仕事と向き合っていいのかという思いも渦巻いているし、世論の反原子力発電の流れにも自分自身の動揺が大きいし。

といつも以上にうじうじしながらの年度末であった。