帰宅命令と計画停電の日

計画停電も4日目になって会社への通勤も少しは安定してきた。と思っていたら、夕方頃に「今日は大規模停電の恐れがあるので、早めに帰宅するように」と会社から通達があった。

仕事もそこそこに定時より1時間ほど前に帰路についた。でもすでに人が殺到していて乗り換えの駅が入場規制中。特に東京から千葉方面へ向かう電車はひどかった。私が帰る埼玉方面も電車も途中から朝ラッシュ並みになってきた。11日の時みたいにまた電車が止まって帰れなくなると思った人が殺到したんだろうな。

通常より2倍くらいの時間をかけて最寄り駅にようやく着いた。駅を出ると計画停電中でまわりは真っ暗闇だった。駅構内と隣接のパチンコ屋だけ明かりはついていたけれど、それより先は街灯もついていない。この街のこんな光景は初めて見る。というかパチンコ屋も空気読めよw

こういうことに備えて鞄に入れておいた懐中電灯MAG-LITEを点けて、注意して歩く。交差点では警察の人が立っていて通行を指揮していたので安心だったけれど、その他は暗闇でちょっと怖い。みんな黒いコートや黒いスーツの人ばっかりで暗闇では見づらいよなぁ。懐中電灯は自分の前を照らすのにも、歩道を走る自転車に存在をアピールするのにも役に立ったようだ。持っていてよかったよ。

家では子どもは食事と入浴を終えてもう寝る体勢だった。まあこう暗くては他にすることもないからな。私は懐中電灯を片手にラジオを聞きながら夕飯。停電の中食べるという経験もなかなかないのでちょっと新鮮だった。家でラジオをじっくり聞くのもひさびさだった。9時半頃にようやく電気が戻った。子どもはいつの間には眠っていたよ。