原恵一監督オールナイト上映会

昨晩は池袋にある新文芸坐で行われたオールナイト上映会を見にいった。オールナイト久しぶりだったのでさすがに疲れてしまったよ。今回はこの夏に森絵都の原作小説をアニメ化した「カラフル」が公開される原恵一監督のこれまでの作品上映とトークショーといった内容だ。

トークショーは原監督が今回上映される4作品と最新作カラフルについて制作時の思いなどを語っていた。過去作品についてはインタビュー記事などで聞いたことがある内容が多かったけれど、監督の生の声で作品に対する思い入れが聞けたのはよかった。

カラフルに関してはマスコミ試写は始まっているけれど、まだ完成版ではなく細かい修正の最中だそうです。この後も仕事場に戻るといっていた。修正といっても色合いの修正など細かいところなので公開までには間に合うとのこと。最近はデジタルで処理しているからぎりぎりまで作業出来るから納得いくまで作り込んでいるという感じなのかな。カラフルは「予告編は本編よりも面白いようにみえる」「ギャグのシーンが全くない」なんて原監督は言っていた。公開前なのであまり深い話は聞けなかったのがちょっと心残りだけど、まあこれから公開してから色々なメディアで聞けることでしょう。

10時に始まったトークショーは11時少し過ぎに終わり、続けてカラフルの予告編を皮切りに4本の映画が上映された。4本は「エスパー魔美 星空のダンシングドール」「クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」。暗黒タマタマ以外は既に見たことがあったのだけど、スクリーンで見るのは初めてだったので細かい書き込みやサラウンド効果など音響的演出が体感できて家で見るのとはまた違った新鮮な気持ちで見られた。

会場も9割方埋まっていて、年齢層も結構ばらけていた感じ。まあでも20代くらいの若い世代が目立った感じかな。暗黒タマタマではみんなゲラゲラ笑いが絶えなかったし、オトナ帝国ではハンカチで涙を拭いている人がたくさん見られたり、みんな映画の中に入り込んで見ていて、来ているみんなは監督の映画が本当に好きな人たちなんだなぁとこの場に居られたことをうれしく思った。

「カラフル」試写を見た人の感想がブログやツイッターであがっていてそれらがほぼ絶賛している。といっても私の場合世間の評価と自分の評価にずれがある場合結構多いので、もちろん期待はしているけど、フラットな気持ちで見にいこうと思う。

映画『カラフル』公式サイト