おおかみこどもの雨と雪

おおかみこどもの雨と雪 BD(本編1枚+特典ディスク1枚) [Blu-ray]

おおかみこどもの雨と雪 BD(本編1枚+特典ディスク1枚) [Blu-ray]

レンタルブルーレイで鑑賞。
細田監督の作品を見るのは3作目だけれど、前2作に比べてよかった。まあ題材が子育てでちょうど小学生の子どもを持つ親なので色々と共感できたことが多かったからかもしれない。

おおかみおとこと出会ってから10数年を2時間弱で見せるのって結構大変なことだと思うけれど、上手くまとめて1本の映画として成立させているところが監督の手腕なんだろうなぁ。映像的技法で学校の教室の場面でカメラが横にパンしながら時間の経過を表したし、カーテン越しに姿が変わるところなんて上手かったよ。

おおかみこどもの姉と弟の成長による変化が丁寧に描かれていた。特に姉の雪の方は幼い頃は活発で虫や蛇なんかをまったく怖がらなかったのに、小学校に入って友達接するうちに人間的な女の子に成長する姿は自分の子どもの成長を追体験しているみたいでちょっと切なくなってしまった。

色々と突っ込みを入れたくなるような部分も多かった(あの時代にケータイがないとか、花(母親)の友だちがいないとか)けれど、その辺は野暮ってものという気がするよ。