子どもに自分の職業を理解させるには。

子どもが最近「お父さんの仕事ってどんなの?」って聞いてくる。社会科の授業で色々な職業について習ったり、スーパーマーケットや消防署など社会科見学に行ったようなので、仕事に対する具体的なイメージが出来てきたんだろうな。

私の職業は職種的にはシステムエンジニア(SE)だ。これを小学生にも理解できるように説明するのが難しい。実際にかたちあるものを作っている訳ではないから、「これを作っているよ」と見せて納得させるわけにもいかないし。レジのPOSシステムや銀行のATMなどみたいにハードとソフト込みのシステムならばまだ馴染みがあるけど、私の場合はそういうものでもないしね。コンピュータを使って仕事しているというすごく適当な説明で終わってしまう。

私の父は教員だったので、子どもの時に父の職業を理解するのは全く苦労しなかったな。実際に学校で先生に会っているわけだし。逆に一般的なサラリーマンの仕事が全く理解できなかった。会社でどんなことをしているのか?そもそも会社って何だ?って感覚で結構大きくなるまできてしまったな。

SEを目指したのは大学で就職を考えはじめてから、たまたまソフト会社に求人がきていたからだった。ITバブル前だったのでSEはそんなに人気のある職種ではなかったけれど、研究室時代にパソコンで実験データの処理をしたり、グラフ化するプログラムを作ったりしているうちにこういうのも面白そうだなぁと思って決めた。

その選択がよかったのか、もっと別な道があったのかよくわからない。って子どもに職業を理解させるという話からだいぶ脱線してしまった。