小学生当時に読んでいたドラえもんを再び。

藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 9

藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 9

藤子・F・不二雄大全集の「ドラえもん(9)」を購入した。昨年大全集がスタートしてからこの間の刊行をずっと待ちわびていたよ。今回のドラえもんの単行本は学年繰り上がり方式で、その年に入学した小学生が6年間読んだ順番(小一4月号から小六3月号まで)で収録されていて、9巻が私が読んだ1969年度生まれ対応版なのである。

小学生当時ドラえもんは大好きな漫画だったけど、ほいほいと単行本を買ってもらえたわけでもなく学年誌で読む以外はほとんど本屋で立ち読みしていたくらいだった。あ、コロコロコミックは兄に創刊号からしばらく買ってもらっていたな。

そんな感じなので久しぶりにまとまってドラえもんを読む。多分内容ほとんど忘れているかなと思ったけど、結構記憶の片隅に残っている話が多かった。まあ記憶が小学生当時なのかアニメの方で見た話だったかあやふやなところもあるけれどとても懐かしい気持ちで読めたよ。

小一から小六まで流れで読むとなんとなく緩やかな繋がりが感じられたり、幼い思い出をもう一度体験できるような幸せな気分になれる。低学年の楽しい秘密道具の話から、学年が上がるにつれてだんだんきちんとしたストーリーがある話(のび太の結婚前夜がこの学年誌収録だった)や科学的なネタ(遺伝子なんか)をさりげなく盛り込んだりとかしている。6年間毎月新作のドラえもんが読めた幸せな時代だったんだなぁと今にして思うよ。

ドラえもんはこの9巻だけ買うことにしていたのだが、ちょっと他の巻も欲しくなってきてしまった。一巻が国語辞典並みに厚いのでもう本棚に置けるスペースがないんだけどねぇ。