「ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜」

昨日のアスレチック三昧で体力消耗したので、今日は家でおとなしく過ごす。妻は朝からマンドリンの練習に出かけていったけれど…

常時溜まっている録画番組をどれか見てしまおうと思って、子どもも楽しめそうなアニメ映画「ホッタラケの島」を見ることにした。去年の夏に公開された映画で存在自体は知っていた。押井監督作品やエヴァ劇場版(旧作)を手がけたProduction I.Gが手がけるファミリー映画ということで期待していたんだけど、色々とあって行く機会を逃してしまっている間に公開が終わってしまった。

そんなわけでようやく見られる。ストーリーは主人公の少女が異世界に入り込むといったありがちなストーリーではある。奇をてらわずにオーソドックスつくられた感じがする。

この作品はキャラクターを3DCGでつくって2次元風の背景に重ね合わせるといった手法でつくられているみたい。人によっては3Dのキャラが気持ち悪いとか背景とのマッチングが悪いと感じる人がいるみたいだけれども、私は今まで見たCGアニメの中でも違和感は少ない方だった。ピクサーとかのデフォルメした人間キャラにずっと違和感あったので、日本のこれまでのアニメの造形を生かしつつ上手く3D化出来ていると思う。

ホッタラケの島は人間がいらなくなった物を使ってつくられている設定なんだけど、これが上手く出来ている。包装紙とかロゴマークとか現実世界にありそうなものをコラージュして背景に取り込んでいる。すごく細かいので何があるのか探しながら見るのが楽しい。わかりやすい例ではコバトンとかいたなぁ。ハイビジョン映えする映像だったよ。

キャラクターの中では特にぬいぐるみのコットンがよかった。仕草が可愛いいし、ふさふさな感じもよく再現できていたし。もう少し出番を増やしても良かったと思う。逆に悪役の男爵は単に悪いやつって感じでちょっと掘り下げがたりなかったような。せっかく家弓家正さんが声を当てていたのにちょっともったいない。

お話的には男の子女の子家族みんなで楽しめるように、色々と盛り込んでいるみたいだけれどもちょっと中途半端な終わり方だったかな。でも思った以上に楽しめたし、小さな子どもと一緒でも安心してみられるいい作品であった。

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