宮崎駿氏引退

宮崎駿監督の引退会見があった。「僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わった」と語っていたのが印象的だった。この先映画館で新作をわくわくしながら見るという気持ちを持つことはなくなるのは少し悲しいけれどあまり残念とは思わなかった。

むしろ長編映画を離れて自由になった監督(この肩書きは不適当か)が何をするのかが興味がある。映画はヒットをねらわなければならないし、色々な外圧や体力的な問題もあって思い通りになっていないんじゃないかという邪推は最近の作品を見ていて感じていたところであったから。これからはお金の臭いがしない小さな作品を細々と作っていってくれればいいなと個人的には希望するところである。

自分が子どもから大人に成長する時期に、監督の作品をリアルタイムで楽しむことが出来た。同じ時代に生きてこられた偶然に感謝したい。