バトルシップ

映画「バトルシップ」観た。エイリアンと人類の戦いを描いたよくありがちな設定だけれど、この映画は海戦をメインにしているところが特徴である。ハワイ周辺海域で環太平洋合同演習中に、謎の宇宙船が海上に落下してきて、それらと日米の艦船の行き詰まる攻防を描いている。

エンディングを見て初めて知ったんだけれど、「レーダー作戦ゲーム」というボードゲームが映画の原案だった。このゲームそのものはやったことがないけれど、子どもの頃に紙と鉛筆を使って似たような海戦ゲームをした記憶がある。

参考:海戦ゲーム - Wikipedia

しかも原案ゲームを忠実に再現するために
・まず敵がバリアを張って空母や航空機を排除
・レーダーを無効化
・索敵は格子状に配置された潮位観測用ブイのみが使用できる
という仕掛けを設定している。まさかこんな単純なゲームをここまでのスケールで映画化しようとは、恐るべきハリウッドw

確かに通常兵器でやられ過ぎとか、エイリアン側の武装が誘導装置もない投擲兵器だったりとかそれはちょっとと思うところもあったけれど、クライマックスで「バトルシップ」のタイトルの真の意味がわかってそんな細かいことはどうでもいいんだよと胸が熱くなったよ。

それから浅野忠信氏演じる日本人将校が想像以上に活躍していたなぁ。それに米国の船もトモダチ作戦で派遣された空母ロナルド・レーガンや、降伏文書を調印した戦艦ミズーリなど日本に少なからず関わりのあるものがあって、それも結構熱い思いを感じてしまった。

あまり期待しないでいたけれど思いの他楽しく熱い映画だった。